興奮の虎姫MTB四時間耐久レース

朝、早くから準備をして、途中越えから湖岸道路を通って、彦根の北、虎姫へ。
家から二時間強で到着。
どんよりした曇り空。
レースははじまった。
今回はソロでの参戦。
いきなりのハイペース。
友達の友達の女の子もえらい速い。
平坦の舗装路、ダート区間をがんがんとばす。
この子はこのまま走り続けることが可能なのか?
本当にこんなペースで走り続けられるとすれば、自分より強いことは確実だ。
一緒に走ったことが無いので力はよく知らない。
心拍を見るとすでに170オーバー。
いっぱいいっぱいのちょっと手前。
しかし、ここはガツン!と男の子!!行かないわけにはいかない。
そう、私は見栄だけで力を振り絞る人間なのだ。
シングルトラックに入る前に集団の前のほうを走っておきたいこともあって、激上りの舗装路区間でピッチをガンガンあげ切り離す。
その時点で心拍は180オーバー。
あきらかにオーバーペース。
四時間走るとは考えられないペース。
今までの経験からこのままだと足が痙攣して走れなくなるのは確実だ。
でもアドレナリンが出まくっているのか、全く疲れない。
1周を終えた時点でソロ7位。
こうなるともうペースを落とすなんてできない。
その後数周、6〜8位のあたりでラップを重ねる。
約2分ほどの間に同じぐらいのスピードの選手がひしめいていた。
6位までが賞品が出るのだ。
ただ、5周ほどすると、8位に安定してきた。
まだ前に見える選手の誰が5位で誰が6位で誰が7位か見えてはいるけれど・・・・追いつけない。
ちょっと弱気虫がむずむず・・・・
もう追いつけないかも・・・・
と、後から鈴木雷太選手と、野口忍選手がやってきた。
一人は今年の全日本チャンプ、もう一人は今年の年間チャンプである。
その二人が前に入って、ダートの平坦区間ガンガン引いてくれる。
「お〜!!ついてくるね〜、がんばって!」
と、声をかけてもらい、色々世間話ではないが話もしてくれて、もう気分は最高。
なんかエリートライダーになった気分である。
う〜〜、ここをビデオで撮って残したい!!って感じだ。
ただ、心拍は170後半。
シングルトラックに入ったとたん千切れてしまった。
やっぱり、速いし、うまい。
あと無駄の無いフォーム、軽々と重いギアを廻す。
いや〜かっこよかった。
野口選手は終始ニコニコしていて、めっちゃおもろい。
ファンになってしまった。
恋に恋する女子高生のようだ。
単純である。
ま、それはおいといて、そこでのオーバーペースもむなしく、追いつけず、そのうえ翌周くらいか、階段を押し上げる部分で自転車から降りた瞬間、脚がつった。
激つり。
自転車を横に放り出し、両足を投げ出した状態で座り込んでしまった。
上半身ばたばた、下半身セメント状態。
すぐに横にいたスタッフの人が声をかけてくれる。
「どうしたらいいかわからないし、何もしてあげられないけれど、だいじょうぶ??」
やさしい言葉に
じ〜〜〜ん!!!!!
「大丈夫です・・・・・・たぶん・・・・・・
たぶん・・・・・・・このひざを・・・・曲げることができれば、走り出せるはずです。」
数分かかってなんとかひざを曲げることができ、再スタートできた。
ただ、その後はひくひく痙攣する脚と相談しながらの走行になったのでペースが一気にダウン。
順位も12位まで落としてしまった。
その後、風雨が強まり、時間が三時間に短縮されることがアナウンスされる。
と、なると残り1時間15分ほど。
なぜか脚が一気に回復してきた。
現金なもんだ。
心拍も170くらいまでなら問題なく走れる。
またまたガンガン飛ばし、最終的にはソロ10位で終了。
入賞できなかったのはくやしいけれど本当のところ想像以上、いやたぶん実力以上に走れたので大満足。
自分の実力もわかったし、かなり満足できた。
周回ごとに、知った顔の仲間がピットで声をかけてくれて、それがすごいうれしかった。
極上の接待を受けている以上の生の感動である。
いや〜〜〜ほんと楽しすぎた。
その後、帰路まで非常に楽しかったのですが、あとは後日にアップします。

PS.来週のシクロ日吉、ガッツ120%で臨みます。
うんガッツ丸出しでいって、あたってくだけろだぁ!!!!!