嵯峨祭剣鉾年番終了


足洗いや反省会、鉾の後片付けもひと通り終わり、ホッと一息ついています。
今年は五年に一度の年番。私が菊鉾の責任者になって初めての年番でした。嵯峨祭の五本の鉾を統率する必要があるので、とても気を使い、毎年揉める祭全体を取り仕切る奉賛会との調整を重視して、早め早めに動きました。結果祭当日は時間に遅れることなく、無事に進行できたと思っています。
ただ鉾の年番として、もっとこうすれば良かったのではないかという課題は見えました。五本の鉾が一度に立てられる場面では先頭鉾が立ったらそれに倣い他の鉾も一斉に立つと美しいということ。先頭鉾が倒せば前から順に鉾を倒していくと美しい。また五本の鉾が同時に立たない状況では前から一本づつ順にグラデーションのように鉾が立ち、また前から順に流れるように鉾を倒していく。こういう鉾同士の連携まで気が回りませんでした。もっと五本の鉾とコミュニケーションをとって、さらにいい祭にしたいです。これは次の年番である五年後の課題とします。またそれまでは他の鉾の年番に従い支えていきたいと思います。それまで現役が続けられるかは別として。