お召し

moorie2007-10-17

おめしである。おしめではない。
梅小路公園に行ったときに、「お召し」を見た。お召し列車蒸気機関車。もう少し分かりやすく言うと、天皇陛下専用機関車。かっちょいい、という表現は適切ではないかもしれないけれど、金ピカな菊の御紋の入った真っ黒な機関車はどこか崇高で誇らしげである。(簡単にそう思う私は単純なもんだ。)「お召し」はその職業柄、機関車トーマスのゴードン並にいばりそうな気もするが、実は謙虚で奥ゆかしい、そんな気もする。なんと言っても選ばれし「お召し」だから。
そんな日曜の次の日の新聞の片隅に皇太子殿下の乗った車がエンストという記事を見つけた。ひえーーーーーである。「お召し」を知っている人間にはそんなことが起こるなんてことが信じ難い。その車はいったいどこのメーカーの何だったのか?その後の処分はいったいどれくらいまで及ぶのか??気になる気になる。自分の全く整備していない普通の乗用車でもここ何年かエンストしてないのに・・・・・
お召し列車のことは猪瀬直樹氏のミカドの肖像に詳しい。以下はそれを参照した。
日本の15秒刻みの時刻表の隙間を縫ってJRの陰のエリートによって秘密裡に運行されるその列車は、1、普通の列車と並んで走ることなく、2、追い抜かれることもなく、3、立体交差の際、上を他の列車が走ることもない。
画像は普通の蒸気機関車がバックしているところ。