日曜雪山

はははははー、と、ゴキゲンな日曜の朝。カイピリーニャが効いたのか頭が痛い。おそるべしカイピリーニャ。7時半起床。土曜に山盛り雪が降ったので、今日はなんとしても山に行かないともったいない。でも一人なので大きい山に行くと、何かあった時に帰って来れないどころか遭難する可能性もある。なのですぐ近くの裏山に行くことにする。
いつもの山でも雪だとあたり一面真っ白で風景は全く違う。それが楽しいのだが、それが危険でもある。ところどころ雪で重みを増した木が垂れ下がり、道がふさがれていたりもするし、ちょっとした風景の違いから分岐も見逃しやすくなる。雪山が危険なのがよくわかる。いつものよく知っている道でも走る方向を違えると全く違う道のように感じてしまうものだから。
いつものダート、いつも前のギア板32、リア34でなんとか登りきれる坂が前22にしても登りきれない。でもそれがおもしろい。真っ白な雪の中を自転車のタイヤの轍をつけていく。俺の前に道はない、俺のあとに道はできる。なんちゃって〜。轍にはノキアンNBXのスタンプ、自分ってバレバレだわ。うー、ヴァージン・スノー最高!なんでもヴァージン派というわけではないがスノーは最高である。と、しばらく行くと足跡が点々。すでに先を越されてる・・・・・動物に。実は朝の雪山の楽しみは動物の足跡探しにもある。今回はリスの足跡、ウサギの足跡、鹿の足跡をゲット。猿、イノシシはなし。もちろん熊もなし。熊の足跡があったらその後のライドが恐ろしくなること間違いない。足跡を見ると動物たちは道無き道を無秩序に走っているわけではなく、人が通る登山道というかシングルトラックを利用していることが多い。普段は忍者のように痕跡を残さないが雪の上だと痕跡を残す。雪が溶ければ消えるけれど。。。。自転車もその点同じ。雪の上にきれいにシュプールを残す。派手に転ぶと派手な痕跡が残る。恥ずかしい。
雪山の下りはいつもの何倍も難しい。こういう日にディスクブレーキはホイールの回転を見事に止めてくれる頼もしい奴だが、ホイールが止まっても雪山ではホイールがロックして自転車が止まらないことが多い。で、勢いがついたまま木に激突して止まる。で、上から雪の固まりが頭に落ちてくる。雪まみれ。まるでマンガだ。いつもは1時間30分ほどで終わるコースを2時間以上かかってしまった。
画像はたぶんウサギの足跡。リスより歩幅が広い。