ボケ流し

ツール・ド・スイス第三ステージ、アシストが列車を作って、エースが勝つというステレオタイプだけど、見ていて非常におもしろいレースだった。こういうきっちり型にはめて、有名な選手が勝つレースというのは単純に盛り上がれる。
優勝した選手がゴールしてすぐに携帯電話で話しているところがＴＶに映し出された。実況の谷口氏がそれを見て、あまりにゴールしてすぐだったので、「携帯電話をポケットにでも入れていたんですかねー」、という軽いボケを入れた。解説の市川氏、無視。重い空気がしばらく流れる。それが最高におもしろかった。確かに中途半端で突っ込みにくいボケだった。（勝とうという選手がレース中携帯電話をポケットに入れていることはまずない。少しでも軽く走りたいのが自転車選手の性だから。なのでゴール間際になると選手は自転車に積んでいる水の入ったボトルや背中に入っている補給食などを投げ捨てる。）