日曜朝マウンテンバイク

土曜日一日下痢に悩まされたので、日曜は調子が悪ければ自転車に乗るのはやめようと思っていた。
朝起きて、やっぱり調子は良くない。良くないけれど、ゆっくりなら行けるかも?そう思って出発。
4名。主目的の大きな山に登る前に、小さな山をひとつ越えていく。その小さな山の下り、路面がかなりガレていて(岩がごろごろしている)、先頭の友達がプシューという音とともにパンク。チューブレスタイヤのサイドが裂けていた。タイヤのサイドやケーシングが裂けると、たとえタイヤが新品でブロックがいっぱい残っていてもお釈迦になることが多い。恐ろしいことだ。今回は出先なのでとりあえず、内側からガムテープを貼り、外側にゴムパッチを張り、中にチューブを入れ、走行可能にし、再出発。なんとかなった。
今回のメインディッシュである大きな山を延々登る。乗ったままで約1時間。なかなかのものだ。途中、すさまじい銃声のような破裂音。一瞬、恐れおののいたが、友達のパンク音だった。突然爆発した。今度はチューブドタイヤ。移動区間が多いので、少しでも楽なようにしこたまエアを充填していたようで、それが破裂の原因のようだ。インナーチューブはRエアだった。Rエアはしなやかなのだが、空気の入れすぎには要注意。タイヤの中でチューブがズタズタに裂けていた。チューブ交換修理して再出発。こういう時、携帯ポンプの性能が問われる。いままでクランクブロスやトピーク、ゼファール、バルビエリといったところが主だったが、今回活躍はLEZYNEの携帯ポンプ。空気を送り込む量自体は今までのものとそう変わらないけれど、精度の高さからエア漏れが少なく、より効率的に空気を充填できる。なかなか優れものだ。
私の体調が良くないこともあり、遠回りながらも押し担ぎの少ない、乗っていけるルートをとり、ピークから林道を下る。調子に乗って飛ばしていて大事な分岐を見逃し、行き過ぎる。下りで間違えて少しの時間走った距離は、引き返すとかなり長い。とほほである。なんとか正しい分岐まで戻りお目当てのシングルトラックへ向かう。
なんやかんやで目的のシングルトラックの入り口に到達するまで4時間かかった。下痢で脱水気味なのでかなりへとへとである。そこから最高に楽しい(4時間かけてきた甲斐があるくらい)下りを一本走り、また違うピークまでもう一度自転車を担ぎ上げる。そのピークで私の腹痛再び発症。二日連続のキジうちである。山を走る時のレーパンはビブで無いのに限る。ビブショーツなら用を足すのに山の中で全裸になる必要がある。恥ずかしい上に虫刺されが怖い。特に女性は気をつけるように。
キジうちも無事終了し、最後は野趣あふれるトラックを下り続ける。人通りが少ないのか道が薄い。ルート瞬時に見極めながらラインをとる。木々の間を700mほどを登り返さず一気に下り続けるので、15分ほどで下につく。何時間もかけて登るので15分だともったいないといえばもったいないが、それだけ興奮する下りである。そこそこ乗れる人ならほとんど乗ったままで下まで行けるので非常に楽しいし、スキルが足りない人だと所々怖いところもあるが、少し降りて押せばクリアできるので、たいして時間的に遅れることも無い。
下で自販機でジュースを買って飲んで終了。パンクなどトラブルはあったものの誰も怪我無く終われてなによりだ。