日曜の伊吹山パナソニックヒルクライム

前夜、早く寝たほうがいいのに、わが家の歴史を見て目がさえてしまい、着信御礼ケータイ大喜利を観てしまう。その後の漫才も・・・・・・
10文字作文。テーマは「ガーン!」
私の中では


「毛穴がもう死んでます。」


が最優秀作品賞だったけど、惜しくも賞を逃す。心当たりがあるから自分には深く響いたのかもしれない。
朝5時起床、嵯峨駅5時30分着。すでに雨・・・・・・・・
自転車を輪行バッグに詰めるのはお手のもので、5分もあればパッキング完了。
電車を乗り継ぎ、関が原に8時前に到着。この頃、雨がもっとも強く降っていて駅からコンビニ、受付会場の移動でかなり濡れる。受付終了後雨は止み、山頂へ持っていく荷物を預けたり、ふらふらしている間に何人かの仲間と再会する。その都度ちょこちょこ話をする。数分にせよ立ち話をして近況を語り合うのは非常に楽しい時間。立食パーティーのようだ。山頂に上げない残りの荷物はNAMさんの友達、回転木馬チームの人の車に預かってもらう。
10時前にスタート地点へ移動。トイレが混雑していなくて助かる。ここで混んでいてトイレに行けなかったらゴールまで苦しまなければならないところだった。
スタートまではあわただしい。気温が高くないのでボトルの中の水を全部捨てる。水道水なので惜しくない。シクロクロスだと思って走ることにする。ベストを着るか脱ぐか迷っているうちにスタート時間が来たので、ベストを脱いで背中のポッケに押し込んで、スタート。
走り出して自分の調子がいいか悪いかよくわからない。経験上風邪をひいていても熱さえなければレースは走れる。咳も止まっている。
前半から飛ばしていく。誰も抜いていかない。しばらくして後ろを振り向くと列車ができていた。真後ろにはクロスCM1で有名なジローさん。声をかけ前を変わってもらう。ジローさん、ヒキが非常に強い。ついていくだけでかなり消耗する。リアのパワータップハブしか見れない。しばらくして切れる。ジローさんは同じカテゴリーなので先に行かれると入賞は難しい気がしたが、つけないものは仕方が無い(結果ジローさんが33分台で3位。ゴールまで前を走り続けていなければ表彰台は無かった。)。その後何人か脚の合う人を見つけては、自分がキレたり、相手がキレたりしてメンバーを変えながらゴールを目指す。10メートル先も見えないような霧の中、人をよけながら先を進む。たまにある平坦や下り部分も前が見えないからスピードを出すのが非常に恐い。去年は前のギアがコンパクト34T、リア23Tで、それで充分足りていたのに今年は自信が無く、リアに25Tを入れてきた。案の定25Tを乱用してしまう。それだけ今年のほうが脚がないのかわからないが、やっぱり余分なギア歯は入れないほうがいい。その分速度は落ちるし、つい休んでしまう。
ゴールまでラスト4kmからが長かった。霧で視界が悪いのか、自分の意識が朦朧として視界狭くなっているのかわからないくらいフラフラで、最後は立ち漕ぎでなんとかゴール。ホッとしたら咳が出て止まらなくなり、吐きそうになった。
しばらくして落ち着くと、わいわいいろんな人と歓談。ついさっきまでのしんどさはすっかり忘れている。バナナを食べて、リザルトを見て、結果にがっかりしながらも、そんなこともすぐ忘れて、またおしゃべり。いろんな自転車を見て、「あれは100万、いや120万いってるとか、あれくらいなら50万で100万円のと性能は遜色ないとか、そんな話をしながら下山する順番を待つ。シナレロ話で盛り上がっていると、NAMさんがその話題の人と接触したことがあると言う。何年か前ヤフオクで割れたディープリムのホイールを買わされ、本人から直接ホイールを受け取ったそうだ。かなり前からひどい人のようだ。
結構待って、下山開始。半分くらい下ったところでまた止められ、実業団レース通過待ち。強制レース観戦。狩野選手とか福島選手とか阿部選手とかゴロー選手とか、友達とか、ちょっとでも知っている人を見つけてはミーハーちっくに声援を送る。目の前で見る実業団のレースはツールの山岳ステージみたいで非常に興奮した。あまりの速さにショックをうける。通過後、ゆっくり下山し、ビールを飲みながら着替えて、駅に向かう前にまたビールを買い込んで、電車に乗り、車内でいっぱい食べ、いっぱい飲む。
着替え中、キリンラガー500。
駅での電車待ち、高原ビール・ホワイト350。
関が原〜米原、高原ビール・ルビー350。
米原〜京都、エビス白500。
豪勢に全部発泡酒ではなくビール。高原ビールホワイト350が爽やかな香りで一番好きなタイプ。ビールは約一週間ぶりだったけど、よそよそしく感じることもなくスッと自分の中に吸い込まれていった。