Huy!

フレッシュワロンヌ終了。
ネタバレあり
四月に入って自転車のクラッシックレースを毎週生で観られ、本当に幸せ。フランドル一周、パリ〜ルーベアムステルゴールドに続いて今年からフレッシュワロンヌまで観ることができた。
ミラノ〜サンレモでのレース後半、果敢にアタックしたジルベール。そのアタックは失敗したけどアムステルゴールドで優勝し、強さを見せつけた。
パリ〜ルーベではピッポが黒いイタリアナショナルチャンピオンジャージを着ていて、それを見てピンときたのは先日亡くなったバレリーニ氏に対する追悼ではないかということ。このレースにはイタリア人選手でトップの人に贈られる故フランコ・バレリーニ氏(イタリア・ナショナルチーム監督)の特別賞が設定されていてピッポは優勝争いには絡めなかったけれどみごとその賞を獲得した。
そのパリ〜ルーベ、レース後半カンチェラーラが逃げた後、それを追う集団の中でフレチャが先頭交代を拒否するシーンがあったけど、これはファッサボルトロ時代の盟友の逃げを、助けるまでは無理にしても、自分から潰したくない意味もあった気がする。これはあくまで気がするだけだけれど。
このようにクラシックレースは一レース完結ではあるが、ずっと続いてきた連続ドラマのようなおもしろさがある。
フレッシュワロンヌもこのレースだけを観ると、まさかのエバンス勝利に見えるけど、その前のアムステルゴールドで、自チームの地元オランダ人選手クローンをアルカンシェルを着ながら献身的にアシストし、結果オランダ人最高位に引き上げていた働きがあってこそ、今回の勝利があったと思う。
他にも今回見所が多かった。まずクネゴの落車にドキっとした。コロブネフのアタックは定番になりつつある。毎回博打的ではあるがレースにかなり緊張感を与えるし、ホアキンのいいアシストになった。シュレック兄弟は西遊記の金角銀角のように憎たらしいくらい強い。バルベルデを引き連れてLLサンチェスが先頭まで上がって来た時はちょっと興奮した。一番すごかったのはコンタドール。強いとは思っていたが最後のユイの登りで先頭に上がってきたときは鳥肌が立った。
で、この週末はリエージュ〜バストーニュ〜リエージュ。クラッシクシリーズ前半の大一番で非常に楽しみ。勝って欲しいのはクネゴだけど予想はカンチェラーラ。もしカンチェラーラが出場しないなら、フランク。