購入まで

今回購入にあたり、約2週間めちゃめちゃ迷い、その分非常に楽しめた。もう少し迷っていたい気持ちもあったが、熱が入りすぎて少し疲れてきたのと、縁というか、タイミングが合って、購入に至った。
購入動機は家にあるデジタルカメラが次々に壊れ、携帯電話についているカメラしかなくなったこと。。
最初はなんでもよくて、カメラ屋でいろいろ触って、カタログを集めていくうちに、足を取られた。
それで買う気マンマンになったけれど特にメーカーとか機能にこだわりはなく、そこそこ小さくて、動画が撮れるタイプを候補に上げた。すると今のデジカメはほとんどがそういうタイプだった。
まず気になったのはパナソニックDMC-TZ10とソニーのDSC-HX5V。どちらも動画撮影能力がすごく高い。その上GPS付。撮った画像を地図やグーグルアースの上に置くことができる。グーグルアースの上に点在する写真は非常に楽しいので、これはかなりそそられた。石碑などを撮影し、集める時、どの石碑がどこにあったか忘れにくいのもいい。これはもう少し安くなったら買うかもしれない。ただ今回は見送った。その理由は、色々見て行く内にもう少しカメラ濃度の高いシックなカメラが欲しくなってきたから。
そこに立ちはだかるのはコンパクト一眼レフ。欲しいのはLUMIX DMC-GF1C パンケーキレンズキット、オリンパス・ペン Lite E-PL1 パンケーキキット。でもちょっと高い。これを買うなら自転車のパーツ、しばらく我慢しているMagura Durin Raceのフォークが買える。でもカッコいい。がんばれば買えそうな値段。ただ一眼レフカメラはパーツ交換が可能で、オプションに魅力的なレンズがいっぱいある。レンズ沼地獄にはまるのは目に見えている。あまり好きにならないうちに購入対象から外す。
次に現れた刺客はリコー4兄弟。GR3、GXR、GX200CX-3。これは手ごわい。見た目も手に持った感触もカメラである。GXRは一見オーソドックスなカメラだけど、でも実はレンズ交換方法がカセットタイプで新しく非常におもしろい。これも本体とレンズのセットだけだと手が届きそうだが、魅力的な交換レンズ群が後ろに控えている。控えている上にそのオプションのレンズを買わないならGXRを買う意味があまりない。怖いのでやめる。GR3、GX200は渋い。けど、これは自分にはちょっと渋すぎる気がしたのでパス。末弟のCX-3は一番手ごわかった。いや手ごわかったというより、これを買えばよかった気が今もする一台。持った感じもちょっと冷たく、カメラ感があって好み。動画撮影時にズームが効かないがそれ以外は自分の求める性能を充分クリアしている。静止画は望遠もマクロも強い。値段もそこそこ安く、衝動的にキャッシュで買ってしまいそうである。
結局購入したのはパナソニックDMC-LX3。特に芸のない、発売から2年もたつコンパクトデジカメ。デジタルカメラで2年という月日は長い。もう一昔前のカメラである。この夏には後継機となるDMC-LX5が発表されそうだし、それを待ってから決めようかと悩んだ。スペックはいろいろ想像できるが、DMC-LX3よりいいのは間違いない。それでもDMC-LX3を購入したのは、マップカメラのせいだ。価格ドットコムでDMC-LX3の最安値は35000円前後で推移していた。近くのミドリ電化では6万円ほど。キタムラで39800円。リコーのCX-3より1万円ほど高い。動画も望遠もマクロもCX-3のほうが使いやすい。DMC-LX3の優位は自分では実はよくわからないレンズの明るさと、カメラ本体の質感。でもこの時点ではCX-3がまだ優位だった。CX-3の質感もなかなかいいからだ。それが土曜日夜マップカメラのホームページでDMC-LX3が数量限定で32800円と発表された。自分が迷っているのがわかるのかと思えるタイミングでの発表。数量限定というのも憎い。どれくらい在庫があって買えるのか買えないのかよくわからない。この値段は相場よりかなり安い上に、数量限定。モデル末期で生産が終わってそうなので新品で手に入れられる期限は近づいている。ニューモデルが発表された瞬間少し値段が下がりそうな気もしたが、そのタイミングで欲しくても在庫があるかどうかわからない。その上狙っていたオプションの外部ファインダーが安く抱き合わせで販売されている。これがとどめとなった。チーン!

リコーはカタログもいい。クラスが上がるとカタログの紙質が良くなる。紙のカタログって大好き。