通夜〜告別式

この数日で何十年と会っていない懐かしい友達といっぱい会えた。もうこんな機会はないかもしれない。
友達の通夜と告別式ではずっと受付と供花の会計をしていた。式中はお金の計算をしていて、悲しくならなかったので、自分はやっぱり商売人というか、偽善的というか、冷めた人間なんだなと思っていた。帳簿の数字と現金を合わせて人に託し、帰り支度をし、最後棺の中の故人にお別れの花一輪を入れに行った。その時、突然激しい嗚咽が襲ってきた。思い出とか郷愁にひたる余裕も無く、一気に吐瀉するように泣いた。なんかスッキリした。