ペタッキ

最近はもうすっかりジロデイタリアにはまってしまっている。
自転車レースって、本当に面白い。
いや、面白いと、単純には表現しづらい。
なぜなら観ているとすぐに眠くなるから。
それでも退屈な退屈な展開が続き、そこからほんの小さなドラマが始まり、チームや個人の努力が報われる結果を観ると、つい感無量になってしまう。
やはり、この退屈さと背中合わせに感動があるのだと思う。
それでも自転車レースの場合、ゴールに近づくにつれてクライマックスが来るのがわかっているので、比較的気は楽だ。
これがサッカーだと身体に悪い。
すごい退屈な展開でも、華麗でおしい場面が数多くあっても、点が入るのは一瞬である。
ちょっと缶ビールを冷蔵庫に取りに行っているうちに、決定的なシーンを見逃すこともある。食べているパンがポロッと落ちて、それを拾う瞬間に点が入ってしまう可能性だってある。もうひやひやである。
その上、じ〜〜っと目を凝らして観ている時に点が入ったとしても、興奮しすぎて心臓に非常に悪い。
ま、これも自転車レース同様、試合中のおいしい部分が非常に少ないがゆえに興奮するのである。
それにしても、(自転車レースに戻るが)ペタッキはジロのゴールスプリントで82kmもでたらしい。
すごすぎ。
こんなスピード、どんな下り坂でも出したことが無い。
もしかしたら越畑から日吉ダムへ向かう下りならでるかもしれないが、おっかなすぎて私には絶対無理。