ガチガチガチガチ

moorie2005-10-23

朝六時前、自転車に乗る用意をして、家を出ると、雨がざーざー降ってきた。
あ、これはまずい。
今日は根っこだらけの山を走る予定だったので、危険と判断し、中止にした。
で、布団に入って、何も予定の無い日曜日、どうしようか、もう一度寝ようかな?と思いながら、ぽけ〜っとTVを見ていると、外が静かである。雨が降っていると、布団の中にいても雨の降る音や車がアスファルトの上の水を切って走る音が聞こえるからである。窓を開け乗り出して空を見上げると青空が見えるではないか?
読み違えた!
急遽一度脱いだレーパンを履きなおし、山は無理でもロードでも行くか!という気分になって、友達を電話で呼び出す。
で、昨日走ったロードコースをもう一度走りに行くことにした。
で、いつもの激坂に差しかかったその時、事件は起こった。
ドロップハンドルの端っこについているバーコンを一番軽いギアまで下げようとしたその瞬間、てんぱっていたのかバーコンのレバーを限界以上に一気に引き上げてしまい、ディレイラーにつながっているシフトワイヤーが抜けてしまった。そうなるとリアのディレイラーは張り詰めていたテンションを無くし、自動的に一番重いギアを選択してしまう。そこは一番軽いギアを選択しても立ちこぎで登る坂なのでたまらず自転車から降りた。しばらく押して峠のピークへ。
友達に待ってもらいながら、その場でワイヤーを張りなおすことにした。
まずここで一つ問題が発生。
リアのディレイラーのワイヤーを止めているねじが、六角レンチ対応でなく、六角のボルトのナットであった。工具が無い・・・。しかし、一緒にいた友達の一人が100円で買ったというチェーン切りのついた携帯工具に六角ナット対応の穴があいていて事なきを得た。これはこのショップに行って私も買いだ。
で、これでなんとかなるかと思っていると、今度はインナーワイヤーがほつれてしまって、アウターの中を動かない。
結局、じたばたしたがリアの変速をあきらめ、前二段変速でここから帰宅することに決心。
ここから家までかなりの距離だが、難関らしい難関は老いの坂くらいである。
ただ、ここでもう一つ問題が発生した。
雨だ。
修理中しとしと降り始めた雨は峠を下りだして土砂降りになった。
激寒い。
裏目った。
またまた気候を読み違えだ・・・・・。
ここからはかなり長い、アウターXトップギアを踏み続ける下り道。
足の先から頭の先まで全身が冷え切った。
ガチガチガチガチ・・・震えが止まらん。
下りきって亀岡で暖かい飲み物を摂り、ふるえながら再び帰路へ。
と、馬堀の旧街道で自転車屋を発見。シフトワイヤーをゲット!
なんとかワイヤー交換に成功し、老いの坂を自転車に乗って越えることができた。
一安心である。
老いの坂を越えて、京都市内に戻ると、雨がやんできた。
いったいなんなんなん?
って感じ。
それでも冷え切った身体はクランクを廻しても廻しても温まらず、家に帰って風呂に長く浸かってなんとかほっと一息ついた。
最後まで見捨てずおつきあいいただいたお友達ありがとうございます。
風邪はひかなかったかな。

あ、写真は昨日行ったパン屋さん。
この時期、外で食べるのはかなり寒いです。
風をさえぎるものがありません。
それでも寒い中外で食べるのも気持ちいいいもんです。