ハードル

朝、五時過ぎに目が覚めた。朝ライドにバッチシの時間である。で、10分ほど布団で考えた結果、やっぱり走るのは止めにした。昨晩くしゃみが10連発で出て呼吸困難になったし、眼は痒いし、外は寒くて真っ暗だし、そのうえこれ以上症状が悪化したら馬鹿みたいだから。
自転車に乗るのを趣味や健康目的で始めようとする場合、それを始めたり続けたりするためにまず大事なのは無理ではない程度のハードルを設定することである。なんでも転がり始めは抵抗や摩擦のようなものが最も大きいので動かすには大きな力が必要なのだ。ある程度まで転がり始めるとあとは慣性というか惰性で転がり続けることができる。そのことを忘れていた。先月までのようなシクロレースがあるという強いモチベーションのない今は、もっと気楽な運動から始めないと続かない。今年のレーススケジュールは7月のけいはんなが最初の予定である。まだだいじょうぶ。これからはもっと気楽に自転車散歩程度の気分で行こう。で、5時過ぎですでに明るい季節になったら、毎日50km走れるような身体にしよう。