レース

私は自転車レースに参加するのも好き。レースに参加することが自転車に乗る第一の理由ではないし、どっちかというと友達と楽しくツーリングする方が好きだけど、レースもかなり好き。
できればいい勝負ができるレースがいい。もちろん一番になれるとうれしいけれど、なかなか一番になれるレースというのはないので、５番でも１０番でも３０番でもいい。どっちかというと１万人中１３００番とかより、５０人中１５番くらいのほうがいい。自分の前後の選手の顔が見えるくらいのこじんまりしたレースが好きなのだ。
普段仲のいい友達と自転車に乗っている時も、たまに峠でペースをあげてみたりする。その時、全くかなわなくても、かなわないなりにそこそこ相手をヒーヒーいわしたいと思う。もちろんその時は自分も相手に、かなりヒーヒーいわされている。レースでも自分の順位の前後数人は自分なりにヒーヒーいわしたいし、自分もそれなりにヒーヒーいわされたい。で、レースが終わった後、言葉を交わさなくても、なんとなく笑顔だったり、握手したり、肩とかたたきあいたい。プロのように名誉とか賞金とかかかっている時は神妙な、笑顔が入り込めない時もあるかもしれないけれど、自分は基本的には終われば、また今度な、と言えるレースをしたい。
大人は忙しいので一人で自転車で走る時も多い。純粋にその時の走りそのものを楽しむこともある。でもいつかレースで会う仲間といい試合をしたいために自分を磨いて走るという楽しみ方もある。まだ会ったことのない人だったり、いつもは会えないけどレースで会える相手を思ったりして、ほくそえみながら走る。ま、そう考えるとレースは合コンみたいなもんかな。同じ趣味を持つ人同士の出会いの場だし、楽しんでいる自分とも向き合える場。いやいや、合コンではいきなり相手をヒーヒーいわすことは自分の場合は無いな。だいたいヒーヒーいわす前に自分がぐてんぐてんになる。。。。いやいやヒーヒーもなにも合コンに参加することすらないか。