マラソン

日曜の女子マラソン、割れそうな頭を抱えながら、言わなきゃいいのに、「しんどい、しんどい」と、ささやく度に家族の罵声を浴びながら、テレビ見てました。注意深く見逃さないようにしていたのが、某有名女子クロスレーサーのお父さん。あ、ほんまに似てる。
福士が後半、生まれたてのバンビちゃんみたいによろけてたけれど、あのまま最後まで走り続けられたのはやっぱりトップレーサーだ。普通へたり込んでしまう。でも不謹慎ながら笑えた。それは耐久クロカンレースで非常によく見る光景だから。比べるのも不遜だが自分も何度かレース中にあんな脚になったことがある。自転車の場合、足とペダルがビンディングで合体しているので、突然あんな脚になるとペダルから足を解除する余裕が無く、自転車もろとも転ける。転けてから足をペダルから外すんだけれど、片一方の脚がけいれんしていると、必ずすぐもう一方の脚がけいれんしはじめて、足がひくついてどうすることもできない。でも痛くてたまらないんだけれど、不思議に顔は笑えてくる。自分の場合世間の期待とか無く、気楽なので全くレベルが違うけど、福士の笑顔、少しわかる。あれは応援している人に無理して答えているわけではなく、ツラすぎる時に出る自然な笑顔ではないか。ツラすぎるんだけれど決して不幸なツラさではなく、好きなことをしてツラすぎる時にでる笑顔。好きな女性にベッドでくすぐられて、もう頼むしええ加減にして!という悲痛な笑顔。そんな感じ。。。。違うか。