ロードとマウンテンと

moorie2008-06-19

最近マウンテンバイクは週に1回。あとはロードレーサーを週に4回ほど乗っている。ロードライドはマウンテンバイクに比べ、短い時間に継続的に負荷をかけやすい。ま、一人で練習しやすいのだ。特にこれからの季節は山は草や虫が満載なのでついロードばかり乗ってしまう。ただ、ロードレーサーばかり乗っていると、山の難しい走り方を忘れてしまう。雑なペダリングになってしまうのだ。パワーはついていても、路面の状態が悪い時、トルクを路面にうまく伝えることができず、タイヤを空転させてしまう。上らなければならないポイントで足を着いてしまうのだ。だから舗装路ばかり走っていると、マメに山を走っている山好きの人と一緒に走る時、舗装路の移動では着いていけても山に入ったとたん全く着いていけなくなることが多い。
話は変わるが、自分の周り限定だが、マウンテンバイク乗りとロードレーサー乗りとではツーリングの仕方が違う。ロードレーサー乗りの場合、たいがいきれいに一列で走り、先頭交代する。平坦でもダレることなく一定ペースで、全体として練習感がある。それに比べマウンテンバイク乗りの場合、平坦の移動区間ではたいがいくだらない話ばかりしている。最近買った電化製品とか、自転車の部品の性能とか、そういう話。ただ、峠が近づくといつの間にか会話が途絶える。なんとなくそわそわし始め、集団の中で位置取りをはじめたりする。ようは峠をトップで通過したいのだ。スプリント力のないものは早めに仕掛けて逃げ切りたい。力あるものはみんなのアタックを受け止めて、最後の数メートルで差しきる。そういう大人気ない戦いがいつも繰り返される。峠をとることは特別なのだ。マウンテンバイク乗りの場合の先頭をひくという行為も、誰かのために献身的にというよりは、後ろについている人をさりげなくいじめる(自分も同時にいじめているのだが)行為である場合が多い。真面目なロード乗りからしたら、ふざけるなと言われそうである。なのでたまにロード中心で走っている人ばかりの中で走ると非常に緊張する。