SURLY Pugsley

知っている人は知っている、知らない人は一生知らないであろう自転車。SURLY Pugsley。
先日のマイアミのクロス会場で見た人も多いと思う。それをずーずーしくも声をかけて乗せてもらった。
砂丘で使う車椅子や砂浜用バギーのような極太のタイヤの26インチ自転車。なので砂浜とか雪上とかそういうところは非常に得意そうだ。なんといってもあの太いタイヤ、レース中でもほとんどの人が乗っていけない砂浜中央を黙々と走っていく姿を見た。
で、実際乗せてもらう。いきなりふわふわである。最近のフルサスバイクはサスペンションがついているのか跨いでみてもわからないのが多いがそういうのとは全く違う。乗った瞬間から、ぼよよよ〜〜〜んである。コイル式のバネのベッドの、ぼよよよ〜〜〜ん感ではなく、バランスボールに乗っているような、ぼよよよ〜〜〜んである。気持ちいいし、普通に乗るだけで面白い。
持ち上げると重い。できれば押し、担ぎ、登りは少ないほうがありがたい。測ったわけではないが、15kg以上はあるだろう。持ち上がりはするが肩には担ぐ気にならない。ま、そういうことをする自転車じゃないのだろう。それでも山道を走ると楽しそう。多少の石や段差は無視。ぼよんぼよん弾みながらも、タイヤが太いので接地感も高く、グリップはいいだろうし、かなり走破性は高そう。でも眉間にしわを寄せてタイムを競うバイクではないな。気楽に口笛吹きながら走りたくなるような、そんな自転車かな。