剣鉾練習十二日目

本鉾での練習。
今日は二度ほど鉾がこけかけた。熟練者とはいえ油断は禁物。差す者も周りで見守る者も気を抜いてはいけない。
身体に疲れが溜まっているのがわかる。翌日は雨の予報なのでそれでもしっかり練習しておく。
備忘録
差し入れ
ひやしそうめん。
ラフロイグ
いとこがラフロイグを差し入れてくれた。遠慮なくいただく。やっぱりおいしい。
で、い〜〜い気持ちになって帰宅。
家の中の空気が張っている。
嫁さんがポツリ。
「鉾差しは自分が偉いとでも思っているのんと違うか!」
毎晩毎晩仕事終了後すぐ練習に出かけて、練習して、ヘロヘロに飲んで帰って来るので、キレられた。
主婦業が専業の女性(たまに男性)場合、家事はある程度してもらえるのが、普通で、家事をしてもらってキレられることはあまりないと思うけど、うちの場合嫁さんは主婦業と仕事と兼業なので、家事をほったらかしにして、調子に乗っているとキレられる。仕事が終わってから食事を作って子供のごはんを食べさせて、帰宅して、風呂に入れて、寝かせるまでが大変なのだ。自分はもちろん鉾差しをすることは偉いとは思ってなく、毎日行かせてもらっていることや、毎晩お世話になっている町内の人に感謝している。感謝しているけれど、つい毎晩甘えて飲みすぎてしまった。少し反省。でも、あと四日耐えてくれ。
誤解の無いように言うと、練習に毎晩来ている人は大勢いるけれど、毎晩お酒を飲む人は数人だ。最近の若い人は・・・というより、最近の人は、老いも若きも、お酒を飲まない人が多くなった。飲んでも少し、という人が多いかな。私が練習会に参加するようになった15年ほど前は、「酒飲め飲め!飲まんか〜〜い!」見たいな空気があったが、近頃はそんな空気が全然ない。飲まない人には、「あ、お酒飲まないの?じゃ、ジュースどうぞ。」という感じ。昔は祭というと喧嘩も多かったが、それもほとんどない。練習後、タバコの煙がもうもうとしていた会所も、いまやタバコを吸う人はわずかで、絶滅危惧種である。祭も変わっているのだ。