日曜、還幸祭(本番)

毎年祭当日朝、子供神輿に長柄をつける手伝いをしている。目覚ましで5時半に目覚め、外を見ると雨がザーザー降り。これは中止だと思ったが、現場へ行って直接話を聞こうと思って、朝5時50分、御旅所へ行く。
御旅所ではすでの神輿に長柄をつける作業が始まっていた。祭は決行。子供神輿、稚児巡業は中止だけれど、大人が子供神輿を引いて歩くらしい。もちろん大人神輿は決行。雨の中長柄をつけ、終了後、鉾の準備。今年は大年番で祭り全体の先頭をうちの鉾が勤める。御旅所に鉾を立てるのもうちが一番。うちの鉾が立たないと他所の鉾は立てられない。御旅所に鉾を立て、いったん帰宅。

御旅所前で合羽を被せ、立てた菊鉾。
もし晴れて鉾巡行があった時のために家でしっかり食事。風呂で身体を清め、ひげも剃る。
うちの鉾差しの集合場所で着物に着替え、再び御旅所に移動し、祭開始を待つ。
お祓いしてもらい、榊を鉾に付け出発。ただし、移動のみで鉾は差さず。剣鉾は雨が降ると非常に危険なのと、雨で鉾が傷むことがその理由。神輿のように鉾に合羽を着せたままでは立てて鳴らすことはできない。しばらく担ぎその後車に載せ北嵯峨、大覚寺まで巡行。クラフトのアンダーを着て、カヤプチオイルを塗り、合羽を着ているが足袋が雨でべしょ濡れで非常に寒い。大覚寺境内で5本の鉾を立て、神輿を迎えた時点で鉾巡行の中止が決定。神輿は最後まで決行。鉾を持って会所に戻り、食事。自分は祭の昼に酒を飲むことはない。酔って差すとが危険だから。でも今日は中止になったので日本酒とビールを飲みながら弁当を食べる。なんともいえない寂しさがあるが、こういう祭もある。
帰宅して風呂に入って温まり、横になると寝てしまっていた。
夜、再び会所に行き、あしあらい。ビールをたくさん飲み帰宅。