鉾差し方覚書2010

毎年祭の練習期間中、何度も鉾を差すヒントをひらめいては、次の日また迷宮に入り込み、その繰り返しで試験となる祭本番を迎えるのだが、今年は試験無しに祭を終えてしまった。祭本番は朝から夕方まであり、練習では差せないほどの回数差せる。自転車でもレースを実際に走ることで身に付くことが多いように、祭も本番で学び、身に付けるとこが多い。
来年のため忘れないうちに今年気がついたコツを書いておく。
まず鉾は真っ直ぐ立てる。差し上げ、差し替え、鉾差し、いずれにせよ真っ直ぐ立ててから動作に移る。
鉾を差し上げる時は一気に、鉾を差す一連の動作は終始ゆっくり。
動きをためることで鈴が落ちてくるのを感じながら踏み込む。
呼吸が乱れたり、視線が定まらなくなる前に交代する。
移動、鉾立て、差し上げ、差し替え、鉾差し、すべてにおいて、最低三人以上が責任持って鉾につく。
今思い出せるのはこれくらいかな。来年はこの上に積み上げたい。