南山城シクロクロス

4位。
朝5時11分、嵯峨嵐山駅からNAMさんと京都駅へ。伊吹山ヒルクライム関西シクロクロスシリーズをともに楽しむ輪行仲間。レース開始までのベストな乗り継ぎを選ぶのも楽しい。今回は初めての会場なので余裕を持って早い時間に出発。
京都駅で奈良線に乗り換え。電車の中に輪行バッグがひとつ。輪行でレースに行く物好きもいるもんだと思いながら車内を見ると、flareくんだった。嵯峨線は満員だったが、奈良線はガラガラ。一両に数名。旧い車両で窓を背に長いベンチのように椅子がセットされている。前にはホスト風の男性が横になって寝ている。ガラガラなので問題なし。
木津駅で乗り換え。30分待ち。待ち時間が長いのでここからNAMさんと自転車で行くことにする。flareくんは目的の大河原まで切符を買っていたのでそのまま電車で。
会場まで約20kmか。駅で自転車を組み立て、コンビニでトイレに立ち寄り、いざ出発。いつものようにNAMさんに前をひいてもらう。NAMさんはギア付きシクロクロス車、私はオフロード用シングルスピードの自転車。時速25kmを超えるとペダルが回りきる。あとはこまねずみのように非常に忙しく、サドルの上で尻を跳ねさせながらペダルをまわして着いていく。電車の中では寒いと思っていたが、すぐ暑くなる。途中横を車がビュンビュンと抜いていく。トラックとダンプが多く恐い。自転車を積んだ車も多い。駅で30分待って電車に乗ったflareくんが先に会場に来ていた。
ひさしぶりの知人たちに新年の挨拶をすませ、すでにアップの必要はないくらい身体は温まったが、試走。コースは非常に自分向き。オフロードは難しすぎず、直線部分も少ないので高速でもない。これ以上難しいとmineくんのようなテクニシャンに置いていかれるし、これ以上直線が長いとローディーが有利だから。シングルの不利さはオンロード部分でスピードが上がらないだけで、それ以外は自分がギア付きのクロス車で走るよりも走りやすく、実際速く走れそう。
CSSスタート。C3の30秒後かな。すぐに追いつく。mineくんだけを逃がさないようにチェック。C3の選手をうまくかわされ、間に挟むとやっかいなのでそうならないように気をつけて2周ほど進む。いいペース。先行するC3の選手をかなり抜けそうな気がしていたが、ダートで突然チェーンが外れる。すぐ修復しようとするがこれがなかなか入らない。前のリングにかければ後ろが外れ、後ろをはめれば前が外れる。焦るが自転車を裏返し、慎重にチェーンをかけることにする。なんとか復帰。ロスは2分くらい。気持ちが切れそうになるが、周囲にまだちらほらSSの選手がいるので、気を取り直しペースアップ。そうこうして走っていると今度は試走では乗っていけた川越えの板で派手に前転。魚拓ならぬ顔拓がとれるほど顔面から泥に突っ込む。メガネに泥がべっとりついてふいてもふいても前が見えない。メガネ無しでは歩けないくらい近眼なので、メガネを持って再び泥川に戻り、メガネをすすぎ、再スタート。泥だらけで身体のあちこちが痛いけど、バカバカしいほど楽しくなってくる。順位はわからないが周りには選手がいっぱいいて孤独感は無い。顔を見る余裕はないけれどあちこちで自分の名前を呼ぶ声がする(同姓の選手が多いのかも)。最終周追い上げたけど3位には追いつけず入賞逃す。SSはシリーズ戦ではない一発勝負だけにメカトラは非常に悔しいけれど、それもレース、よくあることだし、大事なレースではあってはいけないこと。残念。また来年がんばろう。mineくんはダントツ優勝。ま、実力どおり。勝てないまでも、もう少しイジメたかった。今シーズン身内対決はSUGOIさんとの耐久を合わせて連敗。次からはより厳しいC2シリーズ戦が始まる。たとえ無理だとしても残留目指しがんばらねば。