関西シクロクロスひよし

関西シクロクロス、シーズン第一戦ひよし。強く降った雨は止んでいて電車でも行けそうだったけど車で行く約束をしていたので車で。tasanoさんを迎えにいくと2011春摘みキームン超級紅茶をいただく。外で待っていたのだが家の中から外まで紅茶の匂いが漂っている。すさまじい芳香力。遠くでは強く感じたが飲むと香りにクセがなく、非常に澄んだ雑味のない味。おいしい。コーヒーでも日本酒でもそうだけどこれが当たり前になると恐ろしい気がした。
今季2レース目だけどプロローグはシングルスピードのマウンテンバイクで走ったのでシクロクロス車で走るのは最初のレース。約9ヶ月ぶり。これから3ヶ月ほぼ毎週末シクロクロスレース。楽しくも苦しい、いや苦しくも楽しい3ヶ月の始まり始まり。
会場に着くと知り合いがいっぱい。謹賀新年の挨拶回り。着替えて試走。止んでいた雨がまた降ってきた。前日も雨なのでコースコンデションは非常に悪い。ぬかるんでいるし、芝は漕ぎが重い。でもそれ以上にこのコースが怖いのはパンク。路面に石が潜んでいて気づかないうちにパンクしてしまう。自分も毎年のようにパンクにやられている。なのでグリップ力よりもパンク回避のため空気圧はやや高めに設定。2・4気圧。攻めるよりは生き残りを目指す。なおかつ二つあるピットの片方に交換用の車輪を前後用意。もう片方には友達のバイクを代車として置いてもらう。ちょっとしたチーム並みの体制。
レース開始。先頭に並んだけど獰猛な集団に一気に抜かれる。これぞシクロクロス。雨とか泥とか言ってられない。走り出してまず一周。順位は中くらい。tasanoさんには置いていかれる。周回を重ねるにつれ、脚のある連中が次々に抜いていくが、それと同じくらいパンクやチェーンはずれなどのメカトラで前から何人も脱落していく。サバイバルレースだ。試走の時は楽しかったがレースはえげつなく辛い。汗と泥で目が痛い。目を拭こうとするも手袋がドロドロでかえって目が痛くなった。メガネも雨水と泥で前が良く見えない。もう苦しいのでパンクでもしてリタイヤしたいくらいの気持ちで走っていると本当に前輪の空気が抜けてきた。やばい。車輪交換したいけど、残留基準の境界線上ギリギリかもしれない。交換すると2、3人に抜かれそうである。まだ走れなくはないので丁寧にラインを選んで走る。丁寧にだけど前が良く見えないし、上半身が疲れてきてコントロールも上手くいかない。雑に走って石をゴツゴツ踏みながら、それでもなんとか完走。結果14位。一発残留ではないけれど、残留券1枚ゲット。非常に嬉しい。前が良く見えないので応援に応えることはできなかったけど、声援聞こえていました。声援は力が出るし、何より応援を受けてる場所では下手に手を抜けないので結果的に実力以上の成績が出た。ありがとうございました。

画像はflareくん。いつもありがとうございます。
たぶんここの泥道から舗装路に入る段差で前輪ヒット。