ちゅらヤマ

moorie2005-10-10

白川郷
その世界遺産に指定されている建築物を一度見てみたいと、以前から思っていたのだが、なかなか実現できないでいる。
で、その代わりといってはなんだが、京都府美山町にあるかやぶきの集落に行ってきた。
かやぶきの家はうちの近所にもちょこちょこあるのでそれほどは珍しくないのだけれど、集落として群れを成している様を一度見てみたいと思っていた。
で、朝から友達四人と美山へ自転車ツーリング。
家から峠を一つ越えるごとに寒くなる。
美山へ入る最後のトンネルを抜けると雨が降っていたが、いつもの土産物屋に着いた時にはさわやかないい天気になっていた。
ここは本当にオートバイツーリングの人が多い。
ぱ〜〜っと見回して50人くらいはいたのではないだろうか。
ここで休憩はしていなかったけれど、そこここでハーレー軍団や、女性ばかりのグループも見かけたので、京都のオートバイツーリングのメッカとも言えるのではないだろうか。
それに比べると、自転車は自分たち四人だけ。ちょっと寂しい。途中数組の自転車乗りにすれ違ったが、一人か二人で、走っていることが多い。ちょっと美山はファンライドには遠すぎて、自転車では厳しい練習ライドになってしまうのかもしれない。
それに比べバイクだと自転車ほどひ〜こらいうことなく純粋に景観を楽しみやすいのかもしれない。
それでも、この辺へは自転車でのツーリングが、実は最高なのだ。
自転車のスピードでその風景とか温度とか匂いとか音とかを感じながら走るツーリングはきっとオートバイや車で感じる情報量より格別に多いと思うし、徒歩よりいろんなところに移動できる。
距離が問題なら近くまで車で自転車で運んでもいい。
ま、それでも家から自分の足で遠くまで来たという苦労もツーリングの楽しさであったりする。
話はそれたけれど、小休止して、美山牛乳と草餅を食べて、いつも行く九鬼が坂のほうではなく、右に折れて集落の見学に行った。
しばらく走ると左手にかやぶきの集落があった。
その集落は圧倒的な存在感というよりも、ここだけが少し昔の日本にタイムスリップしたように感じた。
それも観光地で観光客もいっぱいいるけれど、いやらしく観光客ズレすることなく(嵐山はちょっとそういうところがある)、極力普通に存在していて好感がもてた。
そこで蕎麦を食べ、日吉ダム方面から帰ることにした。
美山の美しい田園風景を見ながら走っていると、自販機で休んでいる自転車乗りの知り合いを見つけた。
で、少しおしゃべり。
いやはやパワフル。
一人でこんな遠くまで来るのもすごいが、会うなり30分、矢継ぎ早に話し続けるのは、えげつないパワー。そこから日吉方面まで少し一緒に走ったが走りもパワフル。頭が下がる。というか、この人と一緒に走ると、もっと力をつけて力の差を見せないといかん!!という気になる。やる気になる人だ。
しばらく走って別れて、また四人で日吉へ。
ここで一人が膝痛で遅れはじめる。
なんとか八木までだましだまし走ったが、本人の希望で亀岡手前で置いていく。
そこからは約一時間、いつも土曜日走るコースを使ってなんとか終了。
おもいつきのロングツーリングだったが景色もよく気候もいい、最高の一日となった。
距離も多いし、かなり途中追い込んだ走りもできて練習にも最高だった。
また行けるといいな〜〜。