トリーービアー

冬の日の寒い雪の日の自転車トリビア
雪の日、激下りでVブレーキが使える最低温度は、マイナス2度。
これより寒くなるとリム側の氷は溶けてもブレーキシュー側が凍りつき、全体重が前輪にかかるような下り道では突然全く効かなくなる。
これはじわじわ効かないのではなく、ブレーキレバーをしこたま握っているのに、まるでブレーキをかけていないような状態になるのである。
激下りでも、ガーーーっと下ってそのまま平坦に出たり、登りかえす場合、運まかせで下れるが、下りながら右に曲がり、左が崖というような場合など、おそろしいことになる。
こういう事態も実は私は慣れているのでいつもは左足で足ブレーキングするのだが、この日はそれも効かず、さすがに恐くて二度ほど自転車を手放して体全体で地面をわしづかみした。
そのうち一度は右足のビンディングがうまくはずれず、自転車とつながったままこけて、右ひじを痛打した。
とほほほ。
ま、これもマイナス3度以下の場合だけである。
0度付近になるとリムとブレーキシューの摩擦熱で徐々にブレーキは回復してくる。
ただこの時も、突然ガツンとロックしたり、たまたま効かなかったりと、効きにむらがあるので注意が必要であるが。。。。。。
ちなみにゆるやかなアップダウンではマイナス3度以下でもVブレーキはじゅうぶん効くのでご安心ください。
あと、本文内の激下りは激!とは言ってますが、ダウンヒラーが飛び降りるような、おっこち系ではなく、せいぜい自転車を乗っては登れない程度、自転車を担いで登れる程度、手を使わずに足だけで普通の人が歩けるようなシングルトラックである。雪がなければ楽しい下り部分です。