missing

moorie2006-08-16

新聞もー、なーい。
テレビもー、なーい。
ラジオもー、なーい。
ネットも、なーい。
携帯もつながらなーい。
みんなが同じならばー、簡単なことー
・・・・・・・・ひまじん。
という自然の中、平和な、というか非常に不自然な3日間を過ごしていた。
で、16日。
夜明けと同時に。
ババババババババババ。
ヘリコプター数台の爆音で目が覚める。
それも間近。
一向に通り過ぎる気配はなく、うちのテントのうえを旋回している。
そのうえなにやらマイクで呼び掛ける声。
グーーーーーーっ、モーーーニン!
ベーーーート、ナーーーーン!!
アイ・フィール・グー??
??
この状況がまったく理解できない。
あんまりうるさいのでテントから出る。
あんまりうるさいけれど、いったい何が何かわからないテント住人たちがトイレのあるサニタリー棟でひそひそ話し合っている。
そこで情報を入手。
なにやらキャンプ場の子供小学生二人が昨日の夕方から戻らないそうだ。
ひえーーーーー。
ま、今年は例年より暖かく雨も降らなかったので凍死している可能性は低いだろうが、それにしても心配だ。子供二人だけだし。
空からはヘリコプターの爆音。
爆音の下にいるとその音にはすぐ慣れるものだ。
爆音の下、キャンプの後かたずけをせっせとする。
しばらくしてカラーコピーを持った捜索隊の人がこの子たちを見かけたら連絡くださいと、サイトをまわってきた。
小学6年と2年の男子。
どこにあるかわからないブランコを探しに行って道に迷ったらしい。
昼前にすべて荷物を車の詰め込んでチェックアウトをしに管理棟に移動。
そこは本職の警察やら消防やら、災害救助犬やら地域の消防団やらボランティアの捜索隊が多数集まっていた。
ズームインやらななみちゃんやらのステッカーがバシバシ貼ってある大型のテレビ局の車が数台。
マイクとテレビカメラでレポーターが現場からの様子を伝えている。
情報がないのでよくわからなかったが、えらいものものしい雰囲気だ。
チェックアウトした帰り際、見つかったらしいという話を耳に挟み、ひと安心。
よかったよかった。
京都に帰ったら、10時。
ニュースをみたが、この事件は夜にはまったく放送されていなかった。
無事見つかったからか??