花背詣

moorie2007-06-24

朝6時半、山へ行く用意をして、いざ出かけようという時になって雨。友達と電話をし、山ライドを中止にする。もう一度寝直そうかとも思ったが、走れる時間が最近少な目なので、ちょっと走ることにした。さすがに山は一人だと危険な上に路面を痛めるのでロード。それも最近行っていない花背を越えることにした。花背は京都盆地のお盆の北の縁、もっともせりあがったきついところ。他にもいろいろきついところはあるが花背が自分は特に苦手。きつく長い。いつ行っても途中でイヤになる。嫌々ながらいちおう鞍馬温泉からのタイムも計る。イヤなのに走るというのも変なもんだ。雨が強くなってきて、坂の上のほうからアスファルトの上を川のように水が流れてくる。前が見にくいのでメガネをはずして胸にひっかける。度付きなのでメガネをはずすとよく見えないが、はめていても水滴と曇りでよく見えずイライラするのではずす方がまだまし。ギアは途中からずっとインナーロー固定、そこからは変速レバーもブレーキレバーも使わない。止まりたくなれば踏むのをやめればいつでも止まることができるから。雨に打たれながら、なんでこんなしんどいことをしてるんだろうと思うが、たぶん、雨が降っている方が暑くないぶんここを走るには快適かもしれないと気をとり直す。去年夏に走って死にそうになったんだった。ヒルクライム好きの人はレースで一時間以上も高強度の登りをこなすが、体力もさることながら精神力も相当のもんだ。途中でやめたくなる気持ちとどう折り合いをつけてるのだろうか。長い峠でも乗り続ければいつか終わるとわかっているし、ここなら30分も乗れば終わるのがわかっているのに何度もやめたくなる。結果31分。30分はまた切れず。一人で来たらいつも30分切れない。
そこからそのまま京北に向けて下る。雨と風邪でかなり寒い。花背恐るべし。ブレーキがあまり効かないので慎重に下る。慎重だとなかなか終わらない長い下り。下りながら下りのラインどりの勉強。ブレーキが効かないのでなるべくブレーキを使わず走れるラインどりを探す。今までアウト・インアウトで走っては最後アウトに大きく膨らんでしまっていたのでそれを修正してみた。もともと下り上手い人は自然に正しくくだれるから不思議だ。下り終えたら京北まで川の横をえんえん走る。川には鮎釣りの人が雨の中何人も何人も釣りをしている。好きということはこういうことなのか。それとも年券買っているし、釣らんと損みたいな感覚なのか?よくわからんが、おかしいし、危ないやろが。そう思いながら雨の中コギ続ける。身体もいまいち暖まらず、これで風邪ひいたらこっちが完全にアホや。京北サンダイゴーまでつくと一安心、いつもの練習コースを帰る。約3時間半。サイクリストとの遭遇なし。
夜、友達との飲み会に行きたかったけれど家から抜けられそうにないので家族で家で食事。せめて飲みにいった雰囲気にと串カツを自分と子供達で作った。いっぱい作りすぎて食べ過ぎて飲み過ぎた。そういえばそろそろ揚げもん控えようと思った矢先なのに。
画像はタルチョ紙パック。クセがなく500CCなのでパカパカ空いてしまう。パックが堅くて畳みにくいので飲み終えたらすぐ自分で畳まないと火種になる。