ツール

ツールのことを書くと、あ、まだ録画したぶん、みてへんのに!!と叱られそう。なのでまだ見てない人はこの先読まないように!なんか最近自転車のことを人にしゃべってないのでちょっとガス抜き。
このツールあまり期待していなかったわりには楽しんでいる。毎ステージ最後はなんでこんなことになるねん!というおもしろい結末が続く。プロローグのタイムトライアルこそ無難な結果だったが、続く第一ステージは落車で遅れたマキュアン、それを知ってか知らずか集団のスピードを上げるクイックステップ、えらいスピードでアシストと車を巧みに使い集団に追いつくマキュアン。ゴールスプリント、いつの間にか左から現れみんなを抜き去るマキュアンマキュアンのすごすぎた一日だった。
続く第二ステージ、再びクイックステップがコントロールするゴールスプリント、ボーネンの発射台がボーネンを発射する瞬間、発射せず自分が先頭でゴール。この前のジロのガスパロットよりも確信犯的ではあるが、ボーネンは味方の勝利にガッツポーズ。いい奴!でも一昨年のミラノサンレモで自分ではなく、味方のポッツァートの勝利にガッツポーズをしたボーネンはすごくかっこ良かったが、今回のボーネンはそれほどかっこよくはなかった。
で第三ステージのカンチェラーラカンチェラーラはこういう勝ち方がずっとしたいのだ。そんな気がしてた。いつもこういう勝ち方を試みてきたけれど、いつも自分の方が先に脚が売り切れ、したたかなスプリンターの群に飲み込まれてしまうのだ。でも今回は違う。自身イエロージャージ着用中ということもあって途中で逃げを作ったり、アタックしたり、ボトル運んだりとか雑用は無し。ゴールまで力をためたまま集団で帰ってきた。ここで血が騒いだ。今日なら決まるかも!!ゴール間際、逃げ集団を捕まえる間際、まだスプリンターがアタックをかけるには早い段階でまさかのイエロージャージでアタック。もう少し色物クラスの選手が自爆するパターンではあるが、カンチェラーラはこのアタックをしつこく維持。それを追うスプリンター達のためらいやあせりが画面から伝わる。長いスプリントなので見ていて息を飲んでしまった。やるなーー。やっぱ自転車競技はおもしろいわ。それにしても全然朝ライドしてないので、ツール観るくらい楽勝楽勝。ツールと仕事だけなら両立できるな。