レースの思ひ出

古城グリーンロードレースは1年の自転車イベントの中で最も大きなモノのひとつなので頭の中で何度もレースを組み立てていた。
1、最初の10kmまでは逃げが発生したら集団をうまく使って捕まえるとか・・・・
これは成功、というか逃げが発生しなかった。
2、12kmから13km地点で逃げが発生したら単独で追いかけるとか・・・・・
これは自分が先頭をひいていて、横にいたデローサの人と、集団を小さくしようと話をし、12km地点からペースアップ、峠の上まではもつと思ったが峠手前1kmほどで力つきた。息絶え絶え、なんとか10番手くらいでトンネル通過。事なきを得る。プチ反省。自分はそんなに強くない。
3、平坦まで集団に残れば脚を溜めるとか・・・・・・
これは下りで一度ちぎれてしまったが、何とか復帰できた。復帰の際、めちゃくちゃ脚を使った。
4、最後の丘ではアタックしない。
これは去年簡単に追いつかれたから。それでも後方にいると置いて行かれそうになってめちゃくちゃ脚を使った。すでに120%は力を使っている。
ま、いろいろ考えていたが、ゴール手前2kmで帳尻を合わせ、なんとか追いつくことができた。あとはスプリントだけ。しんどいけど調子はいい気がする。けど本当のところ集団でのスプリントは経験はあまりない。その上、違うクラスの選手がポロポロ降るように前から落ちてくる。それを縫うようにダンシング。その辺からよく記憶がない。あっと言う間の出来事で自分の順位もよくわからなかった。上位なのでその満足さと、上位だからこそもう少し上という落胆さとが入り交じるゴールであった。
救急車が来ていたが新聞やテレビで報道されるような落車は今年は自分のまわりではなかった。(去年は真横であった。)集団の前の方が安全というのを心がけていたのでそれがよかったのかもしれないし、たまたま自分のまわりで落車がなかっただけかもしれない。あと遅れ始めている人は左に寄る傾向があるので右から抜くようにしたのもよかったのかもしれない。ま、無事でなにより。
実業団でもなく、チャンピオンでもない年齢別のカテゴリーで出場する場合、先頭集団のことだけを優先に運営するのは難しいかもしれない。かといって遅い人を優先するとレースのおもしろさが半減する。この辺のさじかげんが難しいが、スタート前の注意で、先頭集団からちぎれてゴールに向かう選手はできるだけコース左端を走り、特にゴール付近では後方から来る速い選手に気をつけること、とか、速い選手はゴール付近では前方に十分注意し危険な追い抜きはしないことなどの説明があれば事故は多少なりとも減りそう。レースではあるがお互いがお互いに気を配れないとここのゴールスプリントをもがきたおすのは危険で普通のサラリーマンにはリスクが高すぎる。