雪やまっ!

moorie2008-02-17

朝7時集合。7時だと朝っ!て感じ、もうすっかり明るい。なんか、乗るで〜〜!!って、気持ちになる。30分ほどの差で大違いである。これが6時半だとまだ暗いしかなり気分は億劫である。
で、今日は近所最強クラスの山。今現在下では雪は降っていないが上では降っているかも?いや、今降ってなくても昨日しこたま降っているかも?そんな期待というか不安を胸に抱き、いざ山へ。
道中を詳しく説明することは難しいが、山の中腹まで登る舗装路、30分ほど登ると日陰で路面が濡れていたところはカチコチでつるんつるん。突然前後輪グリップしないうえに、足を着いてもその足がグリップしないという恐ろしい状況。道の端の路肩をうまく利用して走らないと進めないくらい凍っている。途中の分岐で舗装路のままこれ以上登る方がいいか、それとも険しいシングルトラックを登る方がいいか、判断に迫られた。少し疲れていたので舗装路の方が楽な気もしたが、これ以上路面が凍っているとかえって危険なのでシングルから行くことにした。そこから標高800mくらいまで一気に上がる。だんだん雪深くなっていく。場所によってはひざ上10センチ!もちろんスカートの丈ではなく雪の深さが。ただ、この地点はまだ序の口であった。。。。。きっついシングルトラック。いつもは8割ほど乗れるのが今日は6割ほどの乗車率。そのうえ乗れるところも後輪を30%ほどトルクロスしながら登っていくので疲労度が高い。ただ、そんなこともまだ序の口であった。なんとかキツいシングルトラックを終える。
登りのシングルトラックを越えてから、下りのシングルトラックに入るまで、雄大なダブルトラックでつながっている。そのダブルトラックがすごかった。登ったり下ったりしていつもは豪快に走るコースが一面雪。だいじょうぶか?と思いながらも出発。しばらく行くと雪が深くて乗れない。しばらく押して行くと、所々乗れる。所々乗る、漕ぐ、勢いよく下る、ザボザボザボーっと雪に突き刺さる。突き刺さったまま停止。そこから押す。へとへとになる。ここでわかったこと、タイヤが埋もれるくらいなら乗れるが、ハブまで雪が来ると乗れない。それでもなんとか乗ったり押したりして進んでいるうちに今度は吹雪いてきた。膝まで雪。やばち。このとき思ったこと、行くべきか引き返すべきか。行くにしても大変。引き返すにしてもここまで来るとこれまたかなり大変。峠は越えているのでもう少しで先の展開が開ける。とは思うが、どうなっているか本当のところはわからない。正直今までの自転車ライドの中で一番不安を感じた。ルートをはずれているわけでもなく、だいじょうぶなのはわかっているし、装備も来ているメンバーも頼もしい。想像では行く方が早く下へ着く。が、マジで頭の中で補給の量とか確認した。(あとから聞くと、友達もこの前のスノーボーダーの雪山遭難をイメージしていたらしい)結局、すごく困難なのはこの30分ほどのダブルトラックだけで、すぐ目標の下り尾根に到達。ほっとした。ここからは極楽ライド。雪でスピードを喰われるけれど、ほとんど乗れるし、いつもの楽しさとはまた違った味わいで、これがまた非常におもしろい。夢中で下までかけ降りた。友達の一人はVブレーキで苦労していたが。。。。
去年までしつこくVブレーキだった自分が言うのもなんだが、雪には絶対ディスクだわ。サスはなくとも油圧ディスク。
午前11時過ぎ帰宅。ポカポカしていて30分ほど前の景色が嘘のようであった。
振り返ってみて雪山は決してナメてはいけないと思った。雪は足首までなら平気でも、腰まで来たらかなり不安になる。でもふかふかの雪の上、一度スノーシューでアメンボみたいにスイスイ歩いてみたい、そんな気もした。