moorie2008-03-23

日曜、朝6時半、うちのアパートから西へ。マウンテンバイク。舗装路を登ったり、下ったり。その後、登ったり、登ったり、登ったり・・・結構長い。なので、途中で一回、この行程中、唯一の自販機の前でのジュース休憩。ここで休まないとしばらく休むポイントはないという自転車乗り定番の止まり木。長く休んでいると自転車乗りが次から次にやってきそうであるが、まだ朝早いので誰も来ず、再出発。なんやかんやで一時間ほど移動して峠のピークの手前から山に入る。山の中を走るといきなりチェーンが外れる。リアメカ不調だ。よく見るとプーリーケージが歪んでる。ガーーーーン!リア34T(一番軽いギア)に入れるとすぐチェーンがスポーク側に落ちてしまうので応急処置としてリアメカのロー側のネジを締めつけ34Tに入らないようにする。そこからはロー側30Tしばり。いつも34Tでぎりぎり登っている部分をもう一段重いギアで登ることになるのだが、山の中では34Tを使うところが結構多い。今までぎりぎり登れている部分、距離が短いところはガッツで登り、長いところは・・・ガッツで登る。ようはガッツ丸出しで登るのである。いつもより重いギアをぐるぐる回し、もうダメという瞬間にとどめのダンシング。このダンシングは舗装路での峠アタックダンシングの比ではないくらいきつく、難しい。いっきにトルクをかけすぎるとグリップがなくなる。そのうえかなりきついので3発くらいしか繰り出せない。右、左、右、座る。くるくる。また、右、左、右、座る。だいたいこれぐらいで、きつくてあきらめて自転車から降りて押すことになる。いつも乗って行けているところが乗れないのはくやしいが、ま、こういうこともメカが壊れないとできない貴重な体験である。レースではないので特にストレスに感じることもない。下りは山ではそれほど漕ぐこともないので問題なく楽しい。ひさびさのトレイルは相変わらず極楽であった。
1本目終了後、今度はいつも走っているトレイルに違うアプローチから臨む。いつもは延々林道を乗っていくところだが、今回は1本目のトレイルの出口のほど近くから自転車をかつぎ上げる。地図で見ると少しの距離なのだが、実は等高線が密集する、歩いて登るのも困難な道である。とりあえずトレイルに入って休憩し、補給をとる。山用座布団を敷き、一服して周りを見ると杉の枝や葉がいっぱい落ちている。よく見ると蕾というか、花粉をだした後の花のようなものがいっぱい落ちている。ひえ〜〜〜。見ているだけで身体中がかゆくなってきた。二人とも花粉症なので早々に出発。
20分ほどの押し担ぎの後、先週整備の終わったルートを駆け降りる。おもろ〜〜。やはり途切れの少ないトレイルは最高である。ただコース終盤、時間は10時半をまわってしまっていた。これだけ遅くなるとハイカーが多い。50人ちかいパーティとか20人近いパーティーと次々すれ違う。人を見かけるとトラブルにならないようにかなり手前で自転車から降り、立ち止まり、作り笑い度120パーセントで明るく挨拶をする。別に後ろめたいことはしていないが、自転車をよく思わない人も多いのだ。50人くらいのパーティーとすれ違うのは大変だ。かなり時間がかかる上に、何回も何回も同じ質問を受けることになる。
「どっから来たん?」
「◎◎です。」
「へーー、すごいなー。スーパーマンやなー。」
しばらくして、
「お、兄ちゃん、どっから来たん?」
「◎◎。」
「へーー、すごいなー。マウンテンバイクやなー、これ、山の中で乗るんか??」
必要以上に会話をしようとしない自分になる。
またしばらくして、
「自転車で、どっから来たん?」
「・・・・・・あっち。」
「・・・・・」
いや、別に会話が嫌なわけではないが、あまりに同じ質問を数分おきにされるので疲れただけである。今度から遅い時間にこのトレイルを走ることはやめよう。そう誓った。
画像は壊れたXTRのリアメカ。ばらして曲がった部分を曲げ戻そうとしたが硬くて無理だった。交換部品ケージアーム片側約2000円。ついでにプーリー2個も換えようと思ったら4000円もするのでやめた。合計6000円も出すなら7000円ほどで新品のXTのリアメカに換える方が得策だと思ったから。