かぶってる

カツラを被っているわけではなく、自動車のプラグがかぶっている気がする。言葉で上手く言えないけど吹け上がりが悪い感じ。最近の車では感じたことのなかった感覚。今の車でもプラグがかぶるのか?
若い頃乗っていた車は寒い時期はプラグがかぶったり、エンジンがかからなかったり、バッテリーがあがったり大変だった。特に360cc時代のジムニー、並行のランチャA112アバルト、モーク。どの車も冬場はエンジンをかける前に儀式のようにチョークを引き、2度ほどアクセルを踏んでからセルを廻してエンジンをかけた。バッテリーがあがっていることもよくあることなので駐車する時はできるだけ前下がりの路面でエンジンを押しがけできるようにしていた。どの車も軽量だったのでギアをニュートラルに入れドアを開けて押して、惰性で動いている間に飛び乗り、クラッチを踏んでギアをセコかサードに入れ、クラッチをつなぐとエンジンがかかったものだ。今の車なら到底できないことを普通にやってた。付き合っていた彼女にも車を押すのを手伝ってもらった記憶がある。今はそんな面倒な車は嫌だけど、押せるくらい軽くて、押しがけできるくらい機能がシンプルな車にはまた乗ってみたい。